タイ王国、コロナ終焉を見据え「エンデミック宣言」本格的に検討へ！

ここの所の長期に渡る豪雨と満潮による影響で、バンコクでは「洪水警報」が発令されている様ですね↷
山間部や上流で降った雨がチャオプラヤー川に集まり、下流となるバンコク都内で洪水が発生する様です。
そもそも、チャオプラヤー川が都内中心部を流れている事が問題なのと、その中心部で川が蛇行している事が大きな要因。
蛇行する事で川の流れが停滞し氾濫するに決まっていると思うんだが？
まぁ～これだけの大都市圏で川の流れ（川筋）を変えるなんて簡単に出来る事じゃないけど、インフラ整備は生活する上で大事な事ですからね。
まだまだ未発達な部分が多いタイ、国家予算の中でも洪水対策に充てている費用は多い様ですが…。

当初７月に宣言を検討していたタイ王国での「エンデミック宣言」、結果延期のまま今に至りますがこの１０月に宣言する事を検討している様です。
本文中の内容はいずれも１０月１日実施予定とされていますのでご注意を。

２０２０年２月、Ｃ国武漢が発祥とされているコロナ（Ｃｏｖｉｄ－１９）感染症の世界への蔓延拡大。
それに合わせタイ王国では海外からの入国の禁止、国内に於いてはロックダウン（外出禁止令）まで発令しました。
長きに渡ったコロナ禍の約２年半に及ぶ期間、これでいよいよ本当に終焉を迎えるのか？

エンデミック宣言（「監視対象疾患」指定に）

これはＣｏｖｉｄ－１９を「風土病」への指定とする宣言。
今までは、感染症緊急事態宣言の発令により色々な規制や恩恵が有った期間でしたがエンデミックを宣言する事により、コロナ禍以前と何も変わらない生活を過ごす事ができる様になるとの事です。
「恩恵？」と思われた方、今まではコロナに感染した際には国が医療費の負担をしておりましたが、今後は各自の医療保険で対応が求められるとの事ですのでご注意を。

今までは「危険な感染症」に指定されていましたコロナウィルスですが、これを１段階格下げに決定です。
メディア報道内容はこちら⇨https://thepattayanews.com/2022/09/07/
今現在の「監視対象疾患」には、インフルエンザや天狗熱、マラリアなども含まれているとの事ですのでこれが「風土病への移行」と言う事になると思われます。

非常事態宣言の撤回

今現在となっては有って無いような物と化した「非常事態宣言」ｗ
段階的に非常事態宣言の内容を一部撤回したり修正したりしながら今に至り、今現在では「だから何？」程度の緊急事態宣言です。
とは言え、未だに娯楽施設での営業時間が短縮されていたりするのも事実です。
「非常事態宣言の撤回」がされる事で全ての規制が解除されるのかはまだ疑問が残ります。
名前を変え内容を変え、何かしらの規制は継続する様な気もします…、だって軍政国家タイですから。

ワクチン接種プログラム

こちらは今まで通り実施する予定との事です。
ワクチン確保量も十分に有り、尚且つ政府はアストラゼネカ社と新たに供給契約を結んだと報道されております。
しかし、ＣＶＣ（中央ワクチン接種センター）の発表では「バンスー中央駅で集団接種は９月で終了」とも発表されています。
メディア報道内容はこちら⇨https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2388553/
ここは予約不要でウォークインスルー方式、尚且つ外国人も接種可との事で利用した方もいる筈。
ワクチン接種は継続するが、一部プログラムは終了との解釈で良いのかな？でも無料のまま継続？

日本国大使館からの案内として、９月中にバンコク都内での「日本人専用ワクチン接種プログラム（ブースターのみ）」は２つの病院で実施されているだけです。
それ以外の病院では「既に終了、次回開催時に改めてアナウンス予定」とされています。
もしワクチン接種（ブースター）したいと言う人は、大使館公式サイトから御確認をお願いします。
日本国大使館公式サイト記事⇨https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20220106.html

ＣＣＳＡ解散

こちらはエンデミック宣言を検討し始めた６月以降色々噂はされていました。
再々メディアに同質問をされた参加メンバーはいずれも「議題にあがり検討しいてる」と認める発言を繰り返しいました。
もちろん、コロナ蔓延により結成されたＣＣＳＡですが、解散したからと言って今まで行って来た業務などが全て撤廃される訳ではありません。
今後は、内容を考慮して保健相など他省庁への必要な業務移管を順次行って行く事となるそうです。

まとめ

今回の報道内容ではまだ詳細が不明な事、そして一番重要な事はどれも決定事項では無く全てがエンデミック宣言に向けての検討事案との内容です。
詳細は今後の発表内容、もしくは「エンデミック宣言」後の発表を待つ必要が有ると思いますので、焦って行動などせずにご注意を。

いよいよ終焉を迎えるコロナ感染病。
約２年半に渡った規制もこれで全て撤廃されそうですが、どこのメディアも報じている事が「これは観光業の活性化が要因」とされている事ですが、それが一番の理由だったらいかがなものか？
コロナ病原菌自体が無くなった訳では無いので感染によるリスクは存在したままとなっており、今後は各自が感染を防ぐ為の措置が求められます。

１つ追加事項を。
「導入するぞ！」と言われ未だに導入されていない『タイ入国（観光）税（３００ＴＨＢ）』。
コロナ禍の影響で先送りを繰り返していましたが、直近の報道では２０２３年１月より開始予定と報道されていました。

本日もご愛読頂きありがとうございました。