CCSA会議決定事項詳細 【3月18日開催】
- 2022.03.21
- タイ渡航情報
先週、仙台と福島で起こった震度6強の地震、皆が3.11を思い起こしたと思います↷
当時、自分は福島へ転勤し1年にも満たない状況でこの震災に遭遇しました。
幸い県南地区だった為、津波の被害は間逃れましたが震災の影響は広範囲に渡り道路とラインラインの寸断、物流の停滞で飲食の確保が出来無い過酷な2週間を経験しました。
一方の事業では物流業が故にこの震災発生直後から救援物資の手配・配送、燃料と従業員の確保、最後は業務拡大まで重なり今までの業務経験が全く役に立たない状況での対応に追われ四苦八苦しながら事業を継続する事に翻弄、これが震災後約1年半に渡り疲労困憊での福島勤務を経験しました。
そして今回もあの時と同じ様に、コンビニから商品が無くなるなどといった状況が身近で発生している様ですが、まずは慌てずに行動して頂きたいと思います。
今回の地震でも被災された方が出ています、早く今までの日常生活に回復する事を祈っています。
一方のタイ王国、ここにきてCovid-19を風土病に移行しようと意見が出てきました。
それを受けて、3月18日に開催されたCCSA会議での決定した事項をまとめてみました。
入国時規制内容
唯一緩和された内容、わずか2件です↷
とは言え、これを繰り返して少しづつ以前のコロナ禍の状況へ戻って行くしかないのが現状だと思います。
新規緩和内容
・入国時、72時間以内の陰性証明書の提出は不要。
・ワクチン未接種者の隔離期間を5日間に短縮。
RT-PCRの検査での陰性証明書が不要になったのは大きいかな?
自分が日本を出国する時、午前中検査、当日夕方書類発行で¥50,000掛かりましたから↷
今なら¥20,000くらいで手配できてるのかな?
現状規制内容
こちらは今までの入国規制に変更が無い内容となっております。
・タイへ入国する際、各国大使館(領事館)でタイランドパスの申請を行い入国許可証を得る。
・タイ王国滞在期間をカバーする医療費20,000Bを保証する医療保険の加入。
・ワクチン未接種者に於いてはTest&Goでの入国は不可、引き続き強制隔離必須。
・入国時のホテル予約、基準を満たしたAQホテル(政府指定隔離ホテル)で予約を行う事。
その際、RT-PCR検査の手配、5日目のATK手配、空港送迎手配が含まれている事とする。
・入国後5日目に各自でATK検査を行いモーチャナなどを用いて検査結果を報告する事。
風土病移行計画
突然降って湧いた風土病への移行、確かにインフルエンザなども感染が広がった初期段階に全世界で死者が多数出て大きな社会問題になった様ですが、今では各自自己判断で事前にワクチン接種をして感染を防いでいる程度です。
そう考えるとCovid-19も確かにいずれは風土病になるのはわかりますが、果たして今これを議論するべき内容なのか?
相変わらず1日辺り30,000人弱で推移している感染者数、完全に高止まり状態の現状。
まずは感染者数がもっと減少し、尚且つ各種規制をもっと緩和しててから取り組んでも良いと思うのだが?
観光立国としてはこれ以上の観光業の疲弊は厳しいのが現実なのかな?
今回発表された4ヶ月計画の主な内容、取り敢えず頭の片隅にでも置いておいて下さい。
ー第1フェーズ(~4月上旬まで)ー
現在の感染状況はコントロールされているが、引き続き注視する期間。
今月も残り10日たらず、果たしてどこまで減少するかな?
ー第2フェーズ(~5月下旬まで)ー
1日当たりの感染者数が緩やかに減少する期間。
同時に発表された「新規緩和内容」が該当となります。(4/1~)
ー第3フェーズ(~6月下旬まで)ー
1日辺りの感染者数を1,000~2,000人に減らす目標。
ここが一番の問題、完全に希望的感染者数であって果たしてこの通りに減少しているのか?
デルタ株が出てきた当初?前?の1日辺りの感染者数がこのくらいだったと思うのだが?
ー第4フェーズ(7月上旬から~)ー
ここからが風土病として指定し、コロナ禍以前の様な生活へ戻したいとの意向の様です。
おそらく、このタイミングで娯楽施設が再開がしていないと暴動が起きるのかな?
これはあくまでも計画として承認されただけの内容であって、今後このプログラムに基づいて必ず進む訳では有りません。
間違いなく右往左往しながら、紆余曲折しながら進んでいくと思います。
記事の詳細はこちらを参照⇨タイの公衆衛生省は、Covid-19を「風土病」に格下げする4ヶ月の計画を発表
その他
今回のCCSA会議で注目されていたのは『ソンクラーンでの水かけ祭りの可否』くらいだと思います。
過去2年、水かけ行為は禁止されておりタイ人皆が待ちわびていたと思いますが果たして結果は・・・
・非常事態宣言は5月末まで延長。
・娯楽施設(バー/カラオケ/MPなど)は引き続き営業再開は不可とする。
・店内でアルコール提供できる時間は23時まで、同店舗においての閉店時間も23時まで。
・ソンクラーンでの水かけ祭り、公衆での水かけは禁止とする。
但し、伝統儀式としての年長者などへ水かけ程度であれば公衆衛生を守り実施する事は可とする。
また、各県により許可されたイベントなどは実施可とする
許可が有ればイベント開催は可能?
これを受けてバンコクのセントラルワールドではソンクラーンイベントの計画を発表しましたが、やはり水かけなどは禁止とし発表されています。
まとめ
まず最初に、恐らく風土病への移行フェーズはそんなに簡単には行かないと思います。
未だに先進国でさえ移行に向けた動きが鈍い状況で、また新たな変異株が出て来ている状況で発展途上国のタイでそんなに簡単には感染状況が落ち着くとは思えません。
世界的な状況を考えても、ワクチンの口径薬などの開発・量産が軌道に乗って初めて風土病へ移行できると思います。
日本では出口戦略へ向けた議論が始まっている様ですが、米国ではマスク着用義務が殆どの州で撤廃されたの事。
果たしてタイは何処へ向かおうとしているのか?
一方で入国規制の緩和、陰性証明書が無くなっただけで手間が掛かる事に変わりは無くさほど簡素化されてません。
入国許可証の手配、AQホテル手配と制限が掛けられているのが現状です。
まだまだコロナ禍以前に戻るには時間を要す状況で道のりは長いのかな?
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