燃料サーチャージ各社引き下げ、AirAsia「ファストパス」販売開始

燃料サーチャージ各社引き下げ、AirAsia「ファストパス」販売開始

『王者陥落』だ。
2024.9月の訪タイ旅行者数でマレーシアがC国を抜きトップに返り咲いた。
その差は僅か数千人程度だが、分母となる人口が大きく異なる両国に於いて国内経済を反映していると言った結果が表れて来たのかもしれない。
2023年の年明け早々に海外旅行を解禁(再開)したC国、長らく王座として君臨していた。
9月は10月初旬の国慶節を前に出費(旅行)を抑えていたのかもしれない。
一方の日本は前月8月に続きトップ5入り(約93,000人)した。
とは言え4位のK国との差は約40,000人も違う、人口は日本の方が倍以上多いんだけどね…。
まぁ~国別で見れば上位2ヶ国が飛び抜けている状況で後は”目糞鼻糞”と言った具合の訪タイ状況だ。


タイ旅行需要期(乾季)となる12月・1月発券分の燃料サーチャージが発表された。
日系2社揃い踏みでのランク引き下げとなった。
ここの所”超円安”を背景にあまり良い渡航情報がなかったので久しぶりの朗報かもしれない。

とは言え通常運賃が高いFSCだ、会社経費での精算でなければ選択肢からは除外するしか無いのかもしれないが…。

燃料サーチャージ改定(2024.12・1月発券分)

まずは先陣を切って発表したJALだ、¥18,500→¥13,000と¥5,500減となり往復で¥26,00。
実に久しぶりの往復¥20,000台の回復となった。
次いでANA、JALと全く同様で特筆すべき事項は無し。

そしてタイ国際航空だがまだ未発表だ、慣例に従えば来月に公表される筈だがこちらも間違い無く値下げにはなるだろう…、今の円安を考慮し据え置きか?
今現在は米ドル建てで「$70」(10・11月発券分まで)の設定となっている。
参考までに、今現在タイ国際航空公式HPで購入すると「¥21,020(往復)」表記となっている。

日系2社については今まで燃料サーチャージの価格設定に差が有った、だが両者共に料金(ゾーン)改定と同時にほぼ同額となり今年4月発券分以降は両者共¥18,500に設定したままずっと添え置きとなっていた。
そしてパンデミック以降も続いていた往復¥30,000台超を久しぶりに割り込んだ次第だ。
因みに2023年8・9月発券分のANA:¥13,000(片道)、JAL:¥15,000(同)がパンデミック以降の最安値だった。

AirAsia「ファストパス」詳細

AirAsiaがタイ国内のドンムアン・チェンマイ・プーケットの3空港を対象とした「FAST PASS(ファストパス)」の販売を開始した。


購入費用は¥2,7
46(片道、税込み)、ファストパスの利用特典は以下の4つとなっている。
・出入国審査時のファストレーンの利用。
・優先チェックインカウンターでの搭乗手続き、受託荷物預け入れ。
・機内持ち込み荷物制限を7kg→14kgへ拡張。
・搭乗時、優先搭乗。


出国時、XJ便の利用であれば”ROW6”、FD便は”ROW1”のチェックインカウンターを利用。

決してバカにする様な内容とはなっていない、優先搭乗以外は非常にメリットのある特典だと思う。
往復で利用しても約¥6,000程度余計に費用が掛かる程度で済む。
ただ、今のドンムアン空港での状況が一切不明なので効果の程は不明なのだが…。

別件となるが、今AirAsia(XJ・FD)では”JAPAN SALE”と正に日本をターゲットとしたプロモを展開している。

プロモ期間:2024.10.21~27まで。
搭乗期間:2024.10.21~2025.4
.20まで、一部適用除外日有り。
この冬を狙ったプロモだが南国タイ人って日本の冬を好ん訪日するのかな?「寒いの嫌い」とよく耳にするが…。
逆に日本人は寒い冬を脱出して訪タイするには絶好の機会だ。

まとめ

大手FSCのマイレージを活用しチケットを手配している人にとっては割安で海外旅行に行ける環境に戻った。
今まで運賃以外にその他諸経費として約¥40,000も支払っていた事が本当に馬鹿らしく思える。
その他諸経費だけでLCCの往復チケットが買えていた程だ。
とは言え、マイレージも改悪を続け今に至っているので以前ほどお得感は薄れてきていると思うが…。

しかし問題はチケット購入タイミングだ。
早くに買えば運賃は安いが燃料サーチャージは高い、しかし12月になっての購入では燃料サーチャージは安いが運賃が高騰している、年末年始に海外旅行を計画されている方にとっては葛藤する問題となってしまった。

本日もご愛読頂きありがとうございました。