GW、訪タイ予定者にとって悲報…【円/THB両替レート】

GW、訪タイ予定者にとって悲報…【円/THB両替レート】

暑い…、本気で暑いパタヤだ…。
何故かソンクラーンが終わって一層暑さに発車が掛かっている気分だ…。
夜中の最低気温でも29~30℃前後…、流石にエアコン無しでは寝られない暑さだ。

そしてバイク乗り故の課題なのだが、ふとももだけがもの凄く日焼けしてる。
真上からの日差しをふとももが直接受ける性だ、そのお陰で足の日焼けが異常にアンバランスだ。
真っ直ぐに立って正面から見ると膝上だけが真黒いw


どうしてもこの話題に敏感になってしまうのは、海外長期滞在者であれば仕方が無い事だ。
しかし、こうも円安状況が放置されている事には到底納得できないし理解出来ない。
なので、「政府・日銀・財務省」を目の敵として扱ってしまう主のブログだ、ご了承頂きたいw

そしてGW前の4月24・25日と日銀金融会合が開かれた。
前月から引き続き2ヶ月連続での会合開催だが、GW直前にして朗報が舞い込むのだろうか?

「高学歴」でも社会では使い物にならない?

前回3月に行われた日銀金融会合で「”0”金利政策解除」「YCC撤廃」が決まった。
しかし会合後の総裁インタビューで「当面の間、金融緩和策での料率を維持する」と発言。
その結果、金融政策の変更にも関わらず何も変わらなかった、むしろ更に「円安」が進んでいる。

しかし以前は「円安による家計負担が大きい様で有れば利上げを行う事も」と発言したていた、が未だに行わない。
「円安による家計負担」、もう国民は既に2年くらい負担増のまま経過していますが?
ついでに言うと、今の「円相場」はマネーゲームの標的になっており経済の動向で変動している訳では無い。
他にも日銀が保有している「外貨資産」の価値が円安だと高くなると言うメリット(資産増)がある。

そして今回、金融会合後の総裁会見でも同じ様な発言を繰り返している…。
こう言う言い方はしたく無いが「高学歴でも交渉能力が乏しいと社会人として使い物にならない」、日本の官僚にある典型例を示しているのでは無いかと疑ってしまう。
どんなに頭が良くても「交渉能力」が無いと相手にとっては本当に仕事がし易い、楽勝ゲームだ。
投資家の皆さん、植田日銀総裁の発言をそのまま鵜呑みにすれば当分利益確保できそうですよw
と言う事で、さっそく「円安」に発車が掛かっているのが実態です。

本来であれば「これ以上円安が進む事を容認できない…」位の発言をすれば良いと思うのだがそんな事口にもださず、よっぽど利上げしたく無いんだろうね。
で、その結果「円安」は過去最高を更新をし続けています。

そしてもう1つ、日銀は「物価の番人」とはよく言われています。
その目標として「年2%程度の物価上昇率が理想的」と言われ今に至る。
しかしだ、ご存じの様にK首相が手に入れた「黄金の3年間」の間実質賃金は一切伸びていない「23ヶ月連続でマイナス」を記録し今現在も更新している。
「物価だけが伸びて給料は減っている」、これが今の国民の悲痛な叫びなのだが日銀はそんな事「我関せず」のスタンスと言う証拠だ。
はっきり言って「政府・日銀・財務省」が各々バラバラで好き勝手やっている性だ。

政府・財務省は本当に口だけw

鈴木財務大臣が今月中旬訪米し日米K財務大臣会談を行った。
帰国早々の会見で「為替介入への下地は揃った」と言い放ったがマーケットは何ら反応せずw

一方財務官僚は「行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」と相変わらず同じ様な発言の繰り返しているだけだ。
でその結果、「円安」が更に進み¥155の大台を超え¥156をも超えた、しかも未だに為替介入は無い。
そもそも政府・財務省としては「円高」に振れると長期債の利払いが増える事で利上げには否定的だろう。

財務省がもし為替介入を行うと若干也「円高」に進む、そうなると輸出企業の業績が悪化し税収(法人税)が減ってしまう、そうなると財務省は自分で自分の首を絞める事となってしまう。
K首相も「大企業=経団連」に賃上げ要請をした建前上、意向に反してしまう事は避けたいと言うのが本音だろう、何と言っても今の低い支持率の中でK政権を支えてくれている支持基盤が経団連だ。

そして何より疑問なのが日米K三ヶ国による財務大臣会談の中身だ、いや!元を正せば日米首脳会談なのかもしれない。
会談の中身が全て公にされている訳では無い、もしかして「米国経済を脅かす為替介入は辞めろ」とクギを刺されていたのではないかと疑心暗鬼になる。
こちらは日本財務省が発表した共同声明文⇨https://www.mof.go.jp/policy/
そもそも、米国は「為替市場は市場実勢に任せるべき」との考えだ、日本の為替介入を快く思ってはいない。
米国も極度なインフレを嫌がりここまで引き上げた金利で状況が大分落ち着いている、にも関わらず今このタイミングで日本が大規模な為替介入を行うと米国経済もまた不安定に陥る懸念となる。
「ならばここで一度日本政府にクギを刺しておくか」という事になっていたのではないかと不信に思う。
なんせ11月に大統領選が控えている、「景気」と「雇用」の悪化だけは避けたいバイデン大統領だ。
米国のイヌ日本では宗主国に盾突く事も口答えも出来まい…。

ちょうどGWに突入した今のK政権の思惑、「海外旅行に出掛けお金を使う位なら、国内旅行で済ませ日本にお金を落とせ」と思っているに違いない。
そしてもし財務省が為替介入を行うとしたらGW明けだと主は予想する、もちろんデッドラインなど存在していない。
即ち、GWに海外旅行に出かけた人への仕打ちを兼ねてだと思う、乞うご期待w

パタヤでの実勢両替レート

対ドルでは無く対バーツの傾向だがはっきり言って一緒だ。
さらにタイS内閣では閣僚人事が行われた、今までS首相が兼任していた財務大臣は別の閣僚が引き継ぐ事となった。
正直に言って今回の人事刷新がどの様に為替レートに作用するのか非常に不安だ、暫く注視する必要があるだろう。

そして実勢レートだが、左側の画像はソンクラーン前の両替レート、右側の画像は先週金曜日のレートだ。
更に円安が進んでいる状況で発車が掛かっている。
 

もう1つ言うと、日銀金融会合が金曜日に終了したので翌土曜日には一層円安が進んでいた…。
因みに、下の画像は左側は先週末土曜の夜に街角で撮影した名も無き両替所でのレート、そして右側が昨日日曜日のTTカレンシーのレートだが一層円安が進んでいる…、それでも大分TTの方がマシだw
 

まとめ

正直に言って、今の為替レートはキツイ…↷
確かにタイは日本に比べて未だに物価が安い、とは言えその物価に合わせ移住(生活費)試算で検討していたので今の「円安」状況では試算時より生活費が高騰していると言う結果になってしまう。

更に「駐在員」や「フリーランス」のリモートワーカーなどの移住者も然りだ、パタヤにどれ程いるのかは不明だが。
特に給料を日本円で受け取っているフリーランスはきついだろう、日本円をタイに送金し生活…、海外送金で手数料を取られ更に今の両替レートではむしろ赤字になるのでは?
もう1つついでに言っておくと「インボイス制度」の導入でまさにWパンチを喰らっている状態だ。

そして、「政府・日銀・財務省」3者による本当に口先だけの介入、おそらく円高は歓迎したく無いのだろう。
そういう下心か見え隠れしている状況では今後の円高も正直に言って期待できない。
今後もし円高傾向になるとしても、恐らく数年掛けて少しづつ緩やかに円高傾向に向かう程度だろう。
しかも恐らく¥140台が精一杯だと主は予測している…。
正直に言って、こうなってくると本当に海外移住を見直す時かもしれない。

と言う事で、「旅行者」にとっての悲報記事では無く、主達「長期滞在者」にとっての悲報記事でしたw
本日もご愛読頂きありがとうございました。