最近のパタヤ、不景気とSoiブアカーオ渋滞解消?

最近のパタヤ、不景気とSoiブアカーオ渋滞解消?

主の予想に反し政府・日銀がこのGW期間中に2回目の「覆面(ステルス)介入」を行った様だ。
1回目の29日に5兆円規模、そして2日早朝に3兆円規模の介入をしたとされている、合わせて8兆円…。
素直に日銀が利上げをしていれば不要なお金だったと言える、その分国民に還元してくれれば…。

日本の外貨資産が200兆円以上あるとされているらしい。
その内の15~20兆円をキャッシュで持っているらしく、これを介入に使用したとの事だ。
手持ちのキャッシュ以上に為替介入しようとするには海外国債を売却しキャッシュを得るしかない。
つまり日本で言えば「米国債」だ、米国の圧力で米国債を売るのは100%無理だ、手持ちのキャッシュ以上の介入は無理だろう…。


いよいよGWも終了目前のパタヤだ。
ただ、生憎歓楽街には出没せず部屋でのんびりと過ごしている主だ。
東アジア勢が多く訪れていると分かっているこのタイミングで態々繰り出す必要も無いだろう。
皆さんの目で生のパタヤを見て頂ければいいだけの事だ。

タイ、最低賃金巡り二転三転?

日本と同様タイでも最低賃金の見直しが行われている。
例年1月に改訂されている様だが今年は一部地域のホテル従事者に限りソンクラーン前に最低賃金を400THBに改訂していた。
そして、それに合わせ「5月より全国一律400THBに引き上げる」と閣僚が宣言した事でスッタモンダしていた。

そもそも最低賃金は地域によって格差が有った、それを一律とした事。
更に閣議決定されている訳でも無いにも関わらず「5月1日より全国一律400THB」と公言していた事だ。
元を正せば「最低賃金400THB」と言うのは現与党が選挙公約で掲げていた内容だ。
それが実行されていないとの批判を受け無理矢理推し進めようとしていたのかもしれない。
結果「10月に改訂される可能性がある」との事で火消しに躍起になっているS政権だ。

この項で勘違いしないで欲しいのは「最低賃金400THB」は時給換算では無く日当と言う事。
日本円で言えば約¥1,700/日くらい、今でも一食¥220(50THB)で食べられる事を考えると妥当なのか!?

因みに「16歳?以上にデジタル通貨10,000THB配布」も未だ実施されていない。
詳しくは↓の項目で。

デジタル通貨の配布もまだ?

タイS首相が就任して早半年が経過している。
今年2月に間に合う様に調整しているとされていた「デジタル通貨10,000THBに配布」が延期となっている。

公約に掲げていたものの未だに実施されていないバラ撒き政策、以下の内容が報じられていた。

国家汚職制圧委員会(NACC)の小委員会から「実行したら政府が法律を犯すことになりかねない」との見解。
この小委員会は「デジタル・ウォレット計画で法の抜け穴が悪用されて汚職が起きかねない」との懸念から昨年設置されたものだ。

選挙期間中に貢献党が電子マネー給付を約束したことが有権者買収に該当する可能性もある。

果たして実行される事は有るのだろうか?

もう1つ未確定のまま宙に浮いているのが前政権時に掲げた外国人に対する「入国税300THB徴収」だ。
「徴収方法が不確定」「システム改修が間に合わない」等々理由を付けて既に1年以上経過していると思う。
この国では情報だけが先行し実施されない事や土壇場で覆される事が多く発生する、情報に翻弄されっぱなしだ。

これって、もしかして「朗報」なのか!?

タイ2023年第4四半期、予想に反しマイナス成長になったとの事だ。
前期比で0.6%の減、思いの他乾季入りから年末に掛けての旅行者が思わしく無かったと言う事だろう。
そして、政府系シンクタンクの見解として内需(購買力)の落ち込みが一番大きな要因と語っていた。
いずれにしても、2024年の経済成長率予測、GDP予測共に軒並み下方修正した様だ。

更に「未だに利下げに踏み切らない米国」に対してタイバーツが今年後半にも下落すると予測している。
これはタイの金融機関カシコン銀行の研究センターが述べていた見解だ。
これらの報道を受け、S首相がまたしても中銀に緊急会合開催を提案し利下げを迫る考えの様だ。

しかし、ここは何としてでもS首相に頑張ってもらいたい。
日本の日銀は9~10月頃に利上げに踏み切るのではと予測されている、ここで金利差が一気に縮まればタイバーツに対しては円高が若干也進む可能性大だ。

タイ経済悪化の象徴!?

2023年は約2,400万人の旅行者が訪れたタイだ。
しかし、2019年は4,200万だったのを考えるとまだまだ半分から60%程度の回復だった。
そして、2024年の状況としては4月末時点で既に1,200万人が訪れたとされている。
このままのペースで行けば今年3,600万人の訪タイが予想される、約85%の回復となるのだが…。

タイでGDPの20%を占めているのが観光産業と言われている。
そして今のパタヤでの現状だが、コロナ禍以降未だに「SALE」「FOR RENT」と張り紙がされた建物を多く見掛ける。
これは街の至る所で同じ様な状況だ、バービア街、WS、Soiブアカーオどこでも目にする光景だ。
WSに人出が戻ったと言っても未だにHappyは閉店したまま「FOR RENT」の張り紙がされている。
 
即ち、それだけコロナ前と比較し多くの人が職を離れたと言う事だ。
そして、娯楽施設の物件も再開もできなければ新たに借りる事も難しいと経営者側が判断しているのが現状、今の景気を物語っている。
お店の数が減ればそれだけ職に在りつけていない人が存在していると言うのもまた現実だろう。

こちらの画像はオーナーがメディアを使って何とか物件を販売しようとしていた。
 
ご存じの方も多いだろうWSのSoiダイアモンドに有ったGGBだ、一時期ネオンが灯っていたので再開したいと思っていたが勘違いか?
この一角には今現在「COCO」と「COKE」と言う名の新しいGGBが頑張って営業を続けいる。
無論、WSに面していないので正直苦戦していると言うのが本当だろう、それでも何とか頑張っている。

そしてLKでは「CatchMe」も閉店していた。※以前主が訪問した時の話、今現在は不明だ。
パタヤでの2大歓楽街でもこの有り様、更にセントラルパタヤエリアでも未だクローズしたままのホテルを多数見掛ける、もちろんWSまで数分と決して立地が悪い訳でも無いにも関わらずだ。
パタヤがコロナ禍前の状況に完全に戻る事はあるのだろうか?

最後は「交通規制」情報をお届け

さて、ジョムティエンでの一方通行規制(一時的)は周辺住民から非常に不評をかっている。
そりゃそうだろう、ビーチロードと2ndロード間の距離が長過ぎのジョムティエンだ、不便でしかない。
主はそんな事をすっかり忘れていてイミグレへ訪れた際の帰りがけにビーチロードに出て絶句した、一方通行!?
結果隣のSoiから2ndロードに迂回し帰路に着いた次第だ。

そして、Soiブアカーオも昨年秋頃に「一方通行に」と言う声が聞こえていたが今現在は也を潜めている。
しかし、「今月21日よりSoi11・13を一方通行にする」とメディアが報じていた。

Soi11は通称ソイ・ハニー、Soi13は通称ソイ・ダイアナと呼ばれている通りだ。
Soi11は2ndロードからSoiブアカーオに向かっての一方通行、Soi13はその逆だ。
どちらもSoiブアカーオでの渋滞名所だ、これで多少也渋滞緩和の効果がでるかもしれないがやはりSoi11とSoiブアカーオの合流は大渋滞を起こすだろう。
せめてSoi11からSoiブアカーオへの合流は左折のみにしないと問題の解決にはならないと思う。

まとめ

日本は日経平均株価がバブル超えを記録し騒いでいた様だが、実態経済の表れでは無いのは明らかだ。
更に円安に進んでいるにも拘らず株価は逆に下落し足踏み状態となった、実態経済が伴っていないからだ。
いずれ大幅な下落となる事が予想される株価、やっぱり日本経済が弱体化していると言う事なのだろうか…。

一方のタイは新興国だ。
C国が行ってきた様にもっと多くの外資を取り込めればまだまだ成長する余地は多数はある。
高速鉄道等のインフラ整備、サービス産業はまだまだ不十分で改善の余地が残されている。
と言う事は、日本円/タイバーツ為替は更に円安に進む!?
懸念事項はアジア勢が抱えている特有の問題「少子化」だ。

本日もご愛読頂きありがとうございました。