「空港施設料」の値上げに「入国税」の再検討!?他【タイ渡航情報2023.12】

「空港施設料」の値上げに「入国税」の再検討!?他【タイ渡航情報2023.12】

「歴史に”もし””たられば”は禁物だ」、それは重々承知している。
しかし「もし安倍元首相が存命だったら」今の政局(政治)はどうなっていたのか…。

衆議院選で「山口県での議席1減」、同じ自民党の林元外務大臣(岸田派)との議席争いはどう決着していたのか?
そして今は安倍派の裏金疑惑だ、主要閣僚経験者への任意同行まで行われている。
更にここに来て細田元議長の名前まで出てくる始末だ、まさに「死人に口無し」をそのま突き進んでいる状況だ。

非常に混迷を深めている今のK政権と自民党、全ては「偉大な政治家」を亡くした事が事態の悪化を招いている。
そして、その引き金を引いたのは果たして一体誰なのか?
自分に何か有利になるとの思いだったのか、それとも確執から起こったものなのか?
いずれにしても誰かの思惑で今の状況になっているとしか思えない。
政治不信とは怖いものである、ありとあらゆる憶測(嘘)が飛び乱れている状況だ。


X’mas休暇と年末年始休暇を前にようやく乾季らしい天候になってきたパタヤだ。
今朝の最低気温は21℃、快適では無くむしろ肌寒い朝を迎えた。
内陸(C国・イサーン)側からの風が強いと比較的気温が低くなる傾向の様だ。

そして、パタヤの天候が日本の天候(気候変動)と同じ動きをしていると近頃感じている。
日本で大雨(ゲリラ豪雨)になるとタイでもスコール、猛暑日だとこちらも同様だった。
そして今、日本海側に強烈な寒波(大雪)が押し寄せている状況でパタヤでは肌寒い朝を迎えている。
全く異なる気候なのだが何かしら通じる物があると思っているのは気のせいだろうか?

そして年末年始休暇を目前に、ザックリと今の訪タイ事情を記事にしてまとめた。
既に開始されている内容、今後開始(検討)される内容と混同しているのでご注意されたし。

空港施設料(PSC)の値上げ

2024年4月から空港施設料金の値上げが決まった。
該当する空港は全6ヶ所、いずれもAOT(タイ空港公社)管理の空港施設だ。

・スワンナプーム空港 ・ドンムアン空港 ・チェンマイ空港 ・プーケット空港
・チェンライ空港 ・ハジャイ空港、以上の6ヶ所だ。

・国際線利用時: 730バーツ(現在:700バーツ)
・国内線利用時: 130バーツ(現在:100バーツ)

なお、タイの空港で国際線を利用する際にはこのPSC以外に事前旅客情報システム費(35バーツ)と国際線発着手数料(15バーツ)がかかるため、料金は計780バーツということになるとの事だ。
まぁ~値上げは30THB(日本円で約¥130)程度だ、敢えて記事にするまでも無く黙って見過ごしても良い範囲内だw

「入国税」徴収を再検討!?

前政権時代に決まった「タイ入国税」の導入、しかし延期に次ぐ延期を繰り返し最終的には「導入時期は次期政権が判断する事」とし今に至っていた。
当初、年明け1月1日入国分から徴収するとされていた「入国税」なのだが、ここのところさっぱり話題にもなっていなかったので不思議に思っていたんだが、何と再検討とされた様だ。

バンコクサイアムパラゴンでの銃撃事件で無くなったC国からの女性旅行者、そして交通事故に遭い病院で身元不明(治療費負担者不明)の為受け入れを拒否され亡くなった台湾からの女性旅行者、これらの件を受けS首相が入国税では「観光税」で再度検討する様関係省庁に指示したとの事だ。
当初、これらの事件を受け政府として5,000万THBを準備し全旅行者の医療保証に充てるとしたいたのだが、更なる旅行者の拡大を踏まえ「入国税」を「観光税」に変えて検討指示との内容だ。

ただ、前政権が導入を決定した際にも入国税の使い道として「旅行者が負傷した際の医療保険(治療費)に充てる」としていた筈だ。
内容は同じで呼び方だけ変えるか?それとも徴収金額自体を大幅に変えるつもりなのか?
あくまでも今回は「検討を指示」した段階だ、何も決まっていない。
しかし、また暫く目が離せない項目が増えたのは事実だw

ニュースソースはこちら⇨https://www.bangkokpost.com/business/general/2709054/

スワンナプーム空港、出国ゲートの自動化

今まで、タイ国籍者のみに適用されていた出国時の自動ゲート利用。
今月15日から外国人も利用可能になった。

尚、AOTは2024年7月に大幅リニューアルを施すとし、スワンナプーム空港出国ゲートに80台、入国ゲートに16台、ドンムアン空港で8台の導入を計画しているとの事だ。

海外旅行フルークの方達にとっては「出(入)国スタンプ」はある種のステータスを意味する物だ。
これが楽しみの人もいるはず、そういった方達は今まで通り有人レーンに並んでも問題無し。

「タイ・スマイル」12月末で運行停止に

タイ国際航空に吸収合併される「タイ・スマイル航空」、12月末を持って運行停止となり以後タイ国際航空が運航を引き継ぐ形となる。
現在運行している路線はチェンライ、コーンケン、ウボンラチャターニー、クラビー、ハジャイ、ナラティワート。

しかし、そんな状況にも関わらず12月から既にタイ国際航空が路線の引継ぎと新規国内線の運航を開始した。
先行して引き継いだのはバンコク(スワンナプーム空港)~プーケット路線、ドル箱だなw
新規開設路線はバンコク(スワンナプーム空港)~ウドンタニ―路線、3便/日だ。
そして、年明けからは上記の6路線含め全9路線をタイ国際航空が運航する事となる。

因みに「何故ウドンタニ―路線なんだろう?」と不思議に思い色々ネットで情報を探ってみた。
すると、どうやらコロナ禍で閉鎖していた国境が空いた事で「ビザラン」と呼ばれる行為も復活しているらしい。
一時的に隣国へ出国しビザを取得し再度タイに入国を繰り返す行為らしい。
この隣国ラオスに行くのに近いのが「ノンカーイ」、そしてそこに一番近い(空港)のが「ウドンタニ―」と言う事だ。
その為、需要が多く3便/日設定になっているのではないかと、これは主的な推測だw

経営再建中のタイ国際航空、あまり無理せずゆっくりと再建を進めて欲しいのだが…。
FSC3社の中で、唯一燃料サーチャージが若干也に安く抑えてくれている航空会社だからね。

どうなってる?「リアリークール航空」

「2024年2月に新規就航」とされていたリアリークールだが、続報が一切ない。
本当に予定通りに就航するのか?

今の時点で得ている情報をまとめて記述しておく。
・今年7月にはAOL(航空事業許可)を取得。来年1月中にはAOC(航空運送事業許可)も取得見込み。
・2024年3月頃からチャーター便を運航開始。
・2024年6~7月にはバンコク(スワンナプーム空港)と東京(成田空港)及び名古屋(中部国際空港)を結ぶ定期便を開設。
・2025年以降は香港、シンガポール、上海、ジョージアなどへも路線を拡大する計画。
以上としています

そして、LCC(格安航空会社)ではなくFSC(フルサービスキャリア)として「LifestyllFullServiceを提供する」としています。
まさかの飯付き、モニター付きか?
それともMSC(ジップ、AJ同等)と言う事か!?こうご期待w

まとめ

最新情報としてJALが2024年2・3月購入分の燃料サーチャージ引き下げを発表した。
12・1月分より¥1,700(片道)の値下げになった、気休め程度に1ランク下がっただけだ。
今年2023年のFSC燃料サーチャージの傾向を前月比で記述。
2・3月分↓、4・5月分↓、6・7月分↓、8・9月分↓・10・11月分↑、12・1月分↑と推移していた。
最大下げ幅は4・5月分で¥5,100、最大上げ幅は12・1月分で¥6,900だった。
いずれもJALベースでの算出だ。

今回の年末年始は日本での水際対策が撤廃されてから初めての年末年始だ。
2023年は日本人の海外出国者数が2019年度比で70%程度の回復見込みとの事だ。
ただ、国内旅行をみれば95%超まで回復しているとの事で海外旅行の回復傾向が若干遅れ気味との事だ。
更に追い打ちを掛ける情報として、この年末年始だけをみると海外旅行に出掛ける人の割合は同50%との事。
例年であれば書入れ時の筈が逆に年間を通して足枷になっている事となる。
即ち「円安」による影響を懸念し海外旅行を躊躇っているとの事に繋がっている。

大規模金融緩和の継続を決めた日銀、Xデーはまだまだ当分先の様だ。
しかし、世間では人手不足が叫ばれ慢性的な勤務時間超過が続いている企業も有る。
もし円高傾向となっても休暇がとれないサラリーマンもいると言う事、そして燃料価格も落ち着かない状況、なかなか思う様に行かないのが経済なのかな? 

本日もご愛読頂きありがとうございました。