おぉ?円/バーツ為替レートが!タイS新首相と中銀総裁が各々見解を…!?

おぉ?円/バーツ為替レートが!タイS新首相と中銀総裁が各々見解を…!?

珍しく冒頭にタイの話題を…、別にサイアムパラゴンでの銃乱射事件の事では無い。
タイ新政権S首相、現政府は観光地の娯楽施設の営業時間の延長を検討中と発言していました。
そしてその際に出て来たS首相の発言『「全ての規制と規則が守られている」と私たちは冗談を言っている』、実に現実を良く把握している発言である。
パタヤビーチロードの「立ちんぼ」摘発の為巡回したパタヤ警察署、何も問題は無かったと誇らし気に翌日に会見。
そして「不法滞在」や「薬物」を巡るバーへの立ち入り検査、これも同様の報告が相次いでいる。
地元タイ人すら「そんな訳有るかい!」とツッコむ程、滑稽な状況である。
それを理解しているS首相、もしかしたらタイ王国が大きく変わる時かもしれません。

しかし、やっぱり東アジア情報であるw
何故か話題に事欠かない杭州アジア大会、サッカー決勝の日K戦は日本が敗北、しかし諸々要因が有る中で双方の国民が論戦を繰り広げていますね。
そしてローラースケート種目チーム戦、決勝戦で優勝を確信したK国選手が最後はガッツポーズをしたまま流した状態でゴールラインを通過。
しかし電工掲示板に出された結果はまさかの2位…、優勝は0.01秒差で台湾チームに。
「最後まで諦めなかった」と発言した台湾選手、一方のK選手は「私のミスが大きく、自分の責任」と意気消沈、どちらが優秀なスポーツ選手かは明白である。
しかしこの出来事を好意的に報じたK国メディア、「アジアで第2位、胸を張って帰ってくるべきだ」と賛辞を送っていました。
嫌々!明らかに悲劇でも無いしまして惨劇でも無い、更に感激も無くこんなのただの「喜劇」そのものだろw


気が気でない円/バーツ為替レート。
本当にタイで仕事してタイバーツで給与を受け取っている人が羨ましい昨今…↷

円/バーツ両替レート推移

さて、改めて見てみるととんでもない事になっていた円/バーツ為替レートです。
日々チェックをしていますが、推移グラフで見直すと何故か9月上旬から今まで円高傾向が続いている!?

日々のレートチェックでは¥4.0を目安にどうなっているか程度しか気にしませんでしたが、長期的に見ると…。
別に驚く程の円高傾向でも無いですけどね…。

そして、未だに¥4.0の壁を超える事は無く推移しているのも現実。
ここらでガツンッと日銀が為替介入すると面白いのだが…。

日銀が大規模為替介入実施?

さて問題はここで有る。
3日になって「日銀が為替介入したのでは?」と言う報道、対ドルで¥150を一時的に超えた為替、そのすぐ後に大きく円高になったからです。
鈴木財務大臣、財務官僚双方が為替介入有無について質問され明言を避けていました。
どちらも「急激な動向には留意し必要な措置を執る」と為替介入を行う姿勢は崩していません。

米国経済誌BloomBergは介入は無かったとの見解。
民間短資会社でも日銀が介入したとされる日前後の資産を計算した所、大きな変動が無かったとの見解。

即ち「為替介入」が行われなかったとの結論ですが本当だろうか?
では何故一時的とは言え「円高」傾向に?ボーダーライン¥150は投資家が勝手に決めたライン?
素人には分からない摩訶不思議である為替相場…↷

しかし、これだけで終われません。
実はネットで「9月下旬に日銀が為替介入を実施した」と言うニュースを目にした主です。
下旬は確か29日か30日だったと記憶している…、しかしそのニュース記事が今は見当たりません。
果たしてあの記事はなんだったのか?後で誤報と気付いたメディア、もしくはライターが削除したのか?

正直に言って、今の日銀は迷走状態なのではと思っています。
為替介入実施有無の明言を避け、口先介入では何ら反応もしない市場、ステルス介入しても円安を止められず。
金融緩和策の出口が見出さない、はっきり言って迷走状態の日銀である。
そしてそれを見越して完全に世界(投機筋)から足元を見られている状況に映る日銀政策、今の状況で「穏便派」では何も決断できないのでしょう。
敵を作ってでも(批判を浴びてでも)物事を前に進める(経済成長)「強固派」でないと何も変わらない。
口先だけの警戒(日銀)、解散するぞするぞ(K首相)、GDPが今では世界第27位、何故日本がこれほどまでに落ちぶれたのか何となく分かる気がする…。

タイ中央銀行総裁、S新首相の思惑は…

タイ中央銀行は先月末に開いた政策会合で金利引き上げを決定し、今まで2.25%だった金利を2.50%へ引き上げる事としました。
米国との金利差によるバーツ安への懸念、そしてC国依存度が高いタイに於いてC国経済低迷とC国人旅行者の回復が低調な事への不安から、今後必要に応じ為替介入を行う可能性を示唆しました。
しかしその1週間位前だと思う、S新首相は「弱いバーツ(バーツ安)は全てが悪い訳では無い」とメリットも有ると発言していました、更に「バーツの価値に対し介入する必要は無い」と…。
果たしてどちらに転ぶんだろう…?

これらの発言を元に、タイ英字新聞大手の「バンコクポスト」が論説を公開しています、ご参考に。
ニュースソース⇨https://www.bangkokpost.com/business/general/2658778/

タイ外貨準備高は約2,500億ドル有り問題無いとしていますが債務残高がGDP比65%  、韓国の49%を大幅に上回っており不安は払拭できない様です。
即ち、現状ドル高バーツ安が
進行しているとの事です。

折角対バーツで円高傾向になっていた日本円、もしここでタイ中銀が為替介入したらまた円安が進む事になるのは間違いない。
もし日銀が為替介入してもタイ中銀がそれを打ち消す構図、逆も然りである。
結果、主にとって何もメリットが無いと言うのが現実か!?

まとめ

少しづつ持ち直してきた円/バーツ為替レート、しかしこの状況もまだまだ先行き不透明です…。
「大規模金融緩和で企業の投資を後押し」などと上辺で良い事を言っていますが、所詮企業側は内部留保を蓄えるのに必死で「設備投資」「事業拡大」「賃金引上げ」なんて今更御免と思っている事でしょう。

政府・日銀が掲げる「持続的な物価2%目標」、欧米を見習った数値目標設定だそうですが、そもそも公表されている「GDP」「貿易統計」全てが各国統計基準で公表されている数値で世界基準でも標準でも有りません。
少しは自国に見合った現実的な環境に即して目標を立てて欲しい。

さて、散々政府・日銀を批判している主ですが、批判した所で何も変わらないのは重々承知。
しかし、何故ここまで批判に明け暮れているかと言うと答えは簡単です、「このまま円安状況が続くなら、移住を中止もしくは諦める」と言う事が念頭に有るからです。
確かに生活する上でタイの方が物価は安い、しかし自己資金にも限りが有り「悠々自適な老後」とはいきません。
「若い内は苦労を買ってでもしろ」と言われて育った主です、体が健康な内は働かないとダメって事かな↷

本日もご愛読頂きありがとうございました。