いよいよタイで軍事政権の終焉が来るのか!?【2023.4】

いよいよタイで軍事政権の終焉が来るのか!?【2023.4】

冒頭記事は時事ネタとしている主ですが、毎日新しい時事ネタが有ってどれを選ぶか非常に迷います↷

C国政府がデフォルトに陥ったスリランカ政府に対し「スリランカ固有種のサル(絶滅危惧種指定)10万匹を動物園観賞用として提供」を要望しているとの事。
しかし、Covidー19の発症元とされるC国に野生の動物を提供して大丈夫か?
また同じ事の繰り返しになるのではと言う懸念しかないんだが↷

そしてもう1つ週明け早々とんでも無い速報が入ってきました「7年ぶりに日K財務省会談を5月に計画」と…。
何故7年間も行われなかったのか?そして何故今会談が必要なのか?
誰でもわかる今回の開催提案、間違いなくK国経済が悪化しているK国側からの申し出、そして「通貨スワップ」締結への布石だと。
C国頼みの景気状況、さらに国策としている半導体需要の悪化、もうアップアップなんでしょうw
現にIMFはK国の経済成長率を4会合連続で引き下げ、主要各国が引き上げとなる中で唯一の引き下げ国家です。
更に言うとG20の中で引き下げされたのは8ヶ国のみ、しかも4会合連続はやはりK国のみという始末。

日K首脳会談で発表された両国の関係正常化、それに便乗して「スワップを締結したい」と言う思惑一片等でしょう。

過去、「日本が借りて下さいと言うなら、借りる事もやぶさかではない」と発言していたK国副首相。
更には去年「K国ウォンは基軸通貨になりうる」と発言していたK国全経連。
今改めてK国民に問いたい、「日本と通貨スワップを再開し、日本に助けて欲しいのか?」「日本の属国になりたいのか?」と。
そして日本政府にも問いたい、「韓国は信頼できる国なのか?」「両国間での各種懸案問題で常に日本が譲歩しているだけでは無いのか?」と。

外交とは「相互主義」である。
こちらが譲歩する代わりに、相手には何を譲歩させるんですか?


さてソンクラーンも終わり残すは本日の「ワンライ」のみのパタヤです。
平穏な日常はどこへやら、騒々しい毎日が続いていました。
しかし、ワンライ後も落ち着いた日常とは程遠く今年のタイはそんな悠長な事を言っている場合では有りません。
何故なら、1ヶ月後の来月に下院総選挙が有るから、そして首班指名選挙です。
定数500、小選挙区400、比例100の議席を掛けた国政選挙です。

2014年、軍事クーデターにより誕生した現P政権、当時「スワンナプーム空港」が閉鎖され大きな話題になっていましたね。
それから2年後の2016年、民主化による選挙が行われ現P政権が正式に発足し今に至っております。
果たして今回の選挙戦、如何なる結果が待ち受けているのか?

現時点での選挙状況は?

タイで言われる与野党、「タクシン派(現野党)・反タクシン派(現与党)」です。
タクシン派は農村部に強い支持基盤を持ち、今回はタクシン元首相の次女を党首として選挙選に挑んでいます。
一方反タクシン派は首都圏などで富裕層から絶大な支持率を得ているとされていますが、今回の親軍派は分裂選挙に。
現P首相に対し批判的な派閥と、P首相を支持する派閥が新たな新党を立ち上げて分裂状態。

現時点での動向(世論)調査ではタクシン派支持率が70%と脅威的な支持率が報道されています。
そして現在のP首相が当時軍事クーデータを起こしたのは「タクシン派」が政権を握っていた時。
つまりタクシン派が政権を握った後におきるのが…、「軍事クーデーターにより政権奪還」その可能性が高くなると言う事です。

上記事案を懸念してなのか、ここに来てタクシン派が親軍派の一部と連立を組む可能性を取り出されています。
タクシン派が第1党となっても単独での過半数は確保できないとの理由も有る様です。
さらに複雑なのが現上院議員250名も首班指名選挙に投票権が有る事。
現上院議員は親軍派の任命により占められており、
首班指名に於ける投票権の既に1/3が親軍派が確保していると言う状況、故の親軍派との連立構想なのでしょう。
とは言え、親軍派も分裂している状況で票読みは難しそう。

去年行われたバンコク都知事選、下院選挙前哨戦とし話題になりましたがこの時はタクシン派の候補が勝利。
今回もタクシン派が優勢とされていますが、もちろん親軍派同士が連合を組むとタクシン派を上回る可能性が有り予断を許さない状況です。
どちらにしても単独過半数を超える政党が無く連立政権となる予測のタイ、軍部の影響力が残るのは間違い無さそうですね。

肝心な今回の選挙に於ける論点ですが、国民の関心はやはり経済対策の様で日本同様各党「バラ撒き政策」を掲げた選挙選一色との事だそうです。
もちろん主達外国人に選挙権は無く、更にバラ撒き政策による恩恵は何もありません。
悲しいかな、これが外国人居住者の現実ですw

選挙投票日(=禁酒日)と投票制度

タイでの投票制度?有権者制度?選挙制度?おまけですw

禁酒日w

一番気になる話題、今回の下院選挙は投票日が5月14日(日)。
そして、その1週間前の週末6・7日が期日前投票日となります。
その3日間が禁酒(酒類販売禁止)日となりますので長期滞在者はご注意と事前準備を。

タイに於ける選挙(投票)制度

まずは「期日前投票(不在者投票)」、期日前投票は事前登録制。
事前に登録したにも関わらず期日前投票をしなかった場合、選挙投票日当日に投票を行う事もできません。
さらに、どちらもでも投票を行わなかった場合罰則が有ります、次回選挙時の投票権はく奪となるそうです。

そしてタイに於ける選挙で面白いのが投票場所です。
別に普通に投票所(小学校や寺院等)に行けば良いだけなんですが、主が言いたいのはそういう事では有りません。
投票者はタビアンバーン(住居登記簿)の地区でしか投票できないと言う事、日本に様に「現住所(住民票)」に於ける投票有権者では無いと言う事。
つまり、タビアンバーンとは日本で言う「戸籍謄本」、その地でしか投票できないと言う事なんです。
なので、出稼ぎ労働者(夜嬢)なんかは投票の都度帰省する必要が有り娯楽施設で働く夜嬢が一時的に少なくなると言う現象が起こる様なんです。
この状況がもしかして「禁酒日」の本質なのかもしれませんねw

そして今年は今月ソンクラーンに続き来月国政選挙と言う事で2ヶ月(2回)連続で帰省できるといった嬉しい状況も。
とは言え、1回の帰省で片道車で6~9時間も掛かるイサーン地方、果たしてどれ程の出稼ぎ労働者が帰省したいと思っているのか?

まとめ

因みに、今回P首相が再選されても任期は4年では無く2年だそうです。
最長8年とされているタイでの任期、今現在6年目の為。
少し前に話題になった野党の「既にP首相は任期8年を超えているでは?」訴訟で一時業務停止命令が出ていましたが、この際に「今現在6年」と司法で判断されています。

昔の話ですが、タイ国内ではタクシン派は赤シャツ、反タクシン派は黄シャツを着て暴動が起きていました。
そして今、バンコクで頻繁に行われる反政府デモ集会、現政権への批判からタクシン派が関連していると言うのが現実だと思います。
暫くの間、赤と黄色の服は着ない方が身の為かもしれませんねw

タクシン派が優勢の今の状況、このまま親軍派と連立を組んで政権奪取に成功した場合どうなるんだろう?
軍部主導でのクーデターは分裂状態だから可能性は可もなく不可も無い?
方や「民主化」を叫びタクシン派を支持している国民は親軍派との連立にどう思うのか?

本日もご愛読頂きありがとうございました。