タイ中央銀行が4会合連続利上げで金利1.50%に、って事は…

タイ中央銀行が4会合連続利上げで金利1.50%に、って事は…

今日本を賑わせている特殊詐欺事件全容解明、主犯格や支持役と呼ばれる「ルフィ」なる人物が収監されているとされるフィリピンの入管施設。
エアコン付きの小部屋にスマフォの手配まで「金さえ払えば」何でも望みが叶う自由な国w
でも、どうして東南アジアってこうも「賄賂」が蔓延してんだろう?
確かにタイで低所得者層と呼ばれる人達はかなり水準の低い生活をしていると思いますが、この手の「賄賂」に絡むのはいつも国家権力を持つ者や法律に長けてる弁護士等の力の有る者。
でもこれは日本の代議士と呼ばれる先生方も同じで、東南アジア特有って事は無いかもねw

つい最近バンコクであった台湾人女優の問題もやはり警察側の賄賂要求がほぼ間違いの無い事実の様です。
そして今度はパタヤ、C国人旅行者も同様の被害にあった様で60,000THBを要求されたとの事ですが、最終的には30,000THBを払ってその時は事無きを得た様ですが、台湾人女優の話題に便乗し大使館へ報告し明るみに。
報告を受けたパタヤ警察署が調査し既にCCTVで確認しその警察官も特定され処分したとの事。
でも、その時の現場がパタヤ警察署の目の前でしたけど、所構わずなんだねw

タイ警察官は「外国人旅行者なら被害届等は出さないだろう」と的を絞って詐取している様です。
東南アジアへ旅行する際はくれぐれもご注意を、特にタイ国家警察官はタイ人すら「信用出来無い」と言っていますからw


先月下旬、タイ中央銀行で金融政策会合が開かれました。
世界的な物価高に米国FRBによる利上げ、各国が金融強化に走っている状況でタイも同じ様な政策を執り続け足並みを揃えています。
R国とC国を巡っては中立的立場を維持するタイなんですがねw

タイ中銀、利上げ継続へ

タイ中央銀行は1月下旬に金融政策会合を開き、昨年11月の会合に引き続き4会合連続での利上げを決定、0.25ptの利上げです。
これで現在は1.50%に、今年中に2.0%超えるのではとの予測数値をメディアなどが報じています。
タイは今年観光需要が回復すると見込んでいる状況で利害関係は一致するのか?
今年の外国人旅行者を2,000万人超と見込んでいる様ですが、これでもコロナ禍前の約半分程度です。
と言う事は、民間ではまだまだ設備投資が必要になるのが必然で、旅行者の受け入れ態勢が追い付かないのでは?
既に多数廃業しているホテルや飲食店、再度復活するにはそれ也の優遇措置が必要ですね。

一方日銀の政策金利、昨年末に一時的に0.25ptの利上げを決定し現在は0.5%に。
黒田総裁は「利上げでは無い」等々言い訳をしていましたが現実的に0.5%になってます。
ただ後にも先にも昨年末の1回だけ。
金融緩和策で日本企業は設備投資の為の資金を安く銀行から借り受け、浮いたお金は何処に?内部留保?賃上げで還元?答えは果たして…。

タイでの物価上昇傾向↷

タクシー初乗り運賃値上げ、3月からは液化石油ガス(LPG)の小売り価格値上げも確定しています。
もちろん屋台飯なんかも普通に10THBづつ値上げされていて、以前と同じ価格で提供しているお店はほぼ皆無です。

今日本では「物価の優等生」と言われる卵(鶏卵)の卸売り価格が上昇し、小売価格がLサイズ1パック¥250前後まで上昇し家計を圧迫と大騒ぎになっています。
しかし、こちらタイではMサイズ1パックが60~70THBで常時推移しています。
ってかそもそも元から卵の価格が高いタイ、為替の影響で更に高くなってますw

日タイ金利差拡大と言う事は…?

さてタイ中央銀行が0.25ptの利上げを決定、一方の日銀は据え置きで決定していますね…。
と言う事は日タイでの金利差が更に拡大、0.25ptの拡大と言う事ですね…。
いつも主が確認してる「みんかぶ」の為替レート、今朝の状況で確認。

おっ!?今日は右下がりの若干円高傾向じゃん!っと期待しないで下さい、目盛りの関係でそう見えるだけです…。
ただ、タイ中央銀行の利上げによる影響は殆ど出ていない!?
26日に金融政策会合、週末を挟み週明けの30日に一時的に円安傾向も徐々に円高に推移。
しかし、下のグラフを見て頂ければ分かる通り完全に高止まり状態です↷

言わずもがな為替レートは4.0を若干下回る状況で推移しています↷
しかもほぼ4.0に近い付近でウロウロしていて、4.0を超えるのは時間の問題かもとヒヤヒヤです↷

まとめ

日銀の黒田総裁の任期が残り僅かとなり、次の総裁人事も佳境に入っている様ですね。
どちらにしても政府と足並みを揃え金融政策を決定するので金融強化はあまり期待はしない方が良いのかな?
とは言えアベノミクス然り金融緩和然り、結果この10年間の生活ってどうだったの?
主が以前勤めていた会社では45歳で既に昇給が止まっていました、しかもそこに来てK首相は「各企業は賃上げを」と要望しています…。
大手ならまだしも中小企業には無縁の「賃上げ」、むしろ企業の三大経費の一つと言われる「人件費」を削る事で何とか利益を生み出そうと躍起になっているのが実情で、だから「技能実習制度の闇」や「労働基準法違反」と呼ばれる事案が後を絶たないのでは?
「大企業」と呼ばれる会社の人だけが幸福になれる格差社会を作りたいんですかね、K首相はw

せめて…、せめて次の日銀総裁は世界各国との金利差を縮小して欲しいと切に願っています↷
と言う事で「藁にも縋る思い」で為替推移を見守っている主でしたw

本日もご愛読頂きありがとうございました。